アンテナ設置時の電波レベルについて
こんにちわ。
アンテナドクターです。
今日は前回の続きをお話したいと思います。
前回は、ブースターについてお話しましたが、今日は高性能アンテナについてです。
高性能アンテナについてお話するにあたって、電波の取り方について簡単に触れておきます。
受信感度がよくない時に試す方法がいくつかあります。
◇アンテナの方向を変更する
言わずもがな。
アンテナは指向性といって、向ける方向によって電波レベルが変わるものです。
環境の変化によって、以前向けていた方向と違う方向にアンテナを向けると電波がよくなるというのは、ままあることです。
◇アンテナの高さを変更する
一般的に、高さをあげると電波レベルがよくなることがあります。
これは、高いほど電波の邪魔をするものが少なくなるのと、電波自体が高いところから発信されているからです。
屋根上にアンテナを設置する場合、1.8mのマストを使用することが多いのですが、3.6mなどのマストに変更することで、高さを稼いで設置したりします。
◇アンテナを高利得のものへ変更する
ここで今日の本題が登場です。
高性能アンテナ(パラスタック)に変更ことにより視聴可能になるケースがあります。
ただし、電波が強い地域で高性能アンテナを使用すると、電波が強すぎて逆に視聴ができなくなるケースがあります。
なんでも強ければ良いってわけじゃないんですね。
上記が主な対応方法ですね。
前回ブースターについてお話した時には、触れませんでしたが、ブースターで電波を増幅する時に、元の電波にノイズが入っていると、そのノイズごと増幅してしまうので、あまりよくありません。
そういった時にも、パラスタックに変更すると、ノイズのない(少ない)電波を受信したりするので、効果的だったりもします。
いかがでしたか。
このようにアンテナ工事でも、測定した数値から設置場所や方法など、考えたり計算しながら、工事してるんです。
最近では減ってきましたが、完全地デジ移行の時期(2011年7月頃)は慣れない工事屋さんが増えて、経験不足から様々なイレギュラーに対応仕切れず、結果的にアンテナではテレビ視聴できませんといった診断をされたりするするケースが多々ありました。
私たちも、他社で視聴不可だったと断られたお客様に工事依頼されることがありますが、私たちが訪問すると工事できるケースがあります。
(もちろん全てが工事可能なわけではありませんのであしからず・・・)
それではまた。