工事依頼前に気をつけたいポイント

事後の「こんなはずじゃなかった」を避けるために

満足度の高いアンテナ工事を実現させるには、業者選びが大切です

アンテナ工事は「ただテレビを視聴できる状態にすればよい」というわけではなく、設置にあたって気を付けるべきポイントがいくつも存在します。こちらのページでは、埼玉・東京・千葉で各種アンテナ工事を手がける「アンテナドクター」が、アンテナ設置工事を依頼する前に気を付けたいポイントをご紹介していきます。工事完了後に「こんなはずじゃなかった」ということにならないよう、次のようなポイントを覚えておきましょう。

アンテナ工事の依頼先と選び方

アンテナを建てる工事の依頼先には、いくつかの選択肢があります。施工業者の特徴を把握し、ニーズに適したところに依頼しましょう。「契約を結んだ後で追加料金が発生した」というケースもよく耳にしますが、ブースターや分波器・分配器の設置などといった「よくある追加工事」の内容について事前に知っておけば安心です。なお、アンテナドクターではお見積もり後の追加料金発生はいっさいございません。

家電量販店

家電量販店はテレビなどの映像機器を取りあつかっているので、その買い物ついでに工事を依頼することができます。買い物で貯まったポイントを工事代金に利用できるお店もあるようです。また、万が一不具合が発生した場合にもきちんとした対応が期待できます。ただし工事業者は下請けの場合が多く、どのような業者が来るかはわかりません。下請けの業者や担当者によって、仕上がりや工事代金に差が出ることも。見積もりが有料のケースもあり、工事代金は平均的な価格から若干高めということが多いようです。

町の電気店

小さな電気店だと融通が利きやすく、将来的にトラブルが起こった場合もサポートが期待できます。ただし店舗がわかりにくく、担当者が少ないので連絡がつきにくいというケースも珍しくありません。工事代金は、若干高めであることが多いようです。

アンテナ工事専門業者

電波やアンテナに関する知識と技術が高く、工事自体にかかる時間が短いという特徴があります。経験が豊富なので問題やトラブルが起こった場合の対応力も高く、保証制度がしっかりとしているケースが多いので確認してみましょう。工事代金の相場は、安めの価格から平均的な価格が多いようです。

インターネット検索上位の業者

経験は比較的豊富で、アンテナ工事に力を入れている業者が多いようです。工事代金は安いところから高いところまでさまざまなので、比較が必要です。会社自体の所在地がわかりにくく、新規業者の場合は実績が少ないこともあるので、注意しましょう。

ハウスメーカー

新築工事を依頼したハウスメーカーに依頼すると、電気店やアンテナ工事専門業者などに下請けに出すこととなります。この場合、中間マージンが発生するので工事代金は高めです。万が一倒れたときに屋根や外壁に傷がついてしまった場合、住まい本体の補償制度の対象にできることがあります。

ホームセンター

工事代金が安い場合から高い場合まで幅広く、安い場合は使用する材料などの質を落とすケースが多いので耐久性などがあまり期待できません。その場合、仕上がりもよくないことが多いようです。

DIY

DIY(Do It Yourself)が趣味の人なら、自分自身で施工することもできます。しかし、自分でやれば材料費だけでできるかというと、そうとも限りません。アンテナ設置工事には専用の工具が必要なので、そのために工具をそろえるとかえって高くつくことも……。

そのうえ、きちんとした教育訓練を受けていない人が高所で作業を行うと、命の危険をともなう場合もあります。当然保証は受けられず、うまく設置できないからといってそろえた材料を返品するわけにもいきません。かなり上級者向けの選択肢です。

よくある追加工事

満足度の高いアンテナ工事を実現させるには、業者選びが大切です

アンテナ工事では、追加工事が発生するケースがあります。もちろん必要があって行う工事がほとんどなのですが、一部の悪徳業者では、必要もないのに追加工事を行って自分たちの利益率を上げようとする場合があるので注意が必要です。そのような目に遭わないために、まずはよくある追加工事の内容を知っておきましょう。

ブースターの設置

ブースターとは、受信する電波が弱い場合に電波を増幅する機器で、安定した視聴状態を確保するために設置します。近年はテレビコンセントに接続する機器が増えているので、それらによる電波の損失をおぎなうためにブースターが必要となるケースが多く見受けられます。

ブースターには増幅する電波の種類(VHF・UHF・BS・CS)に応じた規格があり、当社では電波レベルをしっかりと測定したうえで必要性や使用するタイプを判断します。東京都内では、UHF帯が増幅されるブースターがもっともよく使われます。

減衰器(アッテネーター)の設置

ブースターへの入力レベルが高すぎるケースで、適正なレベルに下げるための機器です。設置する位置はブースターの入力前。「電波を減衰させて増幅する」というと矛盾しているように感じられるかもしれませんが、ブースターには「定格出力レベル」が定められています。この範囲より電波が強かったり弱かったりすると障害が発生するので、微妙な調整が必要なのです。

また、アンテナからテレビへの電波入力のレベルが強すぎると、テレビが故障する原因となることがあります。そのため、電波が強すぎる地域(強電界地域)ではブースターを使っていなくても減衰器を使用する場合があります。

分波器または分配器の使用

アパートやマンションといった集合住宅で、BS放送と地上デジタル放送を混合する共同受信アンテナを設置した場合に行う工事です。既存の多くの建物では宅内のテレビ端子がひとつしかないので、BS放送用と地上デジタル放送用に配線を分けなくてはなりません。

分配器で分けることもできますが、分配器を通過すると電波レベルが下がるため、通常はレベルが下がりにくい分波器を使用します。電波レベルの高い地域ではどちらでも使用可能です。

テレビコンセントや分配器の交換

分配器などに記載された周波数帯域によって視聴できるチャンネルがかわるため、BS放送やCS放送に対応した、周波数帯域が広い分配器へと交換しなくてはならないケースがあります。

分配器などの周波数帯域 視聴可能なチャンネル
10~770MHz FM・地上波デジタル(ch1~62)
10~1880MHz FM・地上波デジタル(ch1~62)・BS・110度CSの一部のチャンネル
10~2150MHz FM・地上波デジタル(ch1~62)・BS・110度CS
10~2600MHz FM・地上波デジタル(ch1~62)・BS・110度CS・将来の110度CS左旋偏波放送

現在の新築住宅には、8割に2150MHzまでの分配器が設置されています。現行販売されているテレビや録画機器にはすでに110度CSチューナーが内蔵されているので、当社でもそれに対応した分配器の設置をおすすめしています。

【アンテナ工事はアンテナドクターにお任せください!】
アンテナ工事に対応できる業者・店舗の特徴は一長一短ですが、アンテナはただ建てればいいわけではなく、建てることによって快適に視聴できる環境が維持できなければ意味がありません。アンテナ工事一筋25年以上の経験を持つ当社では、利用者が困らないように質の高い施工にこだわっています。不安定な視聴環境にもかかわらず「建てて終わり」とするようなことはありませんので、安心してお任せください。
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